NET/日経新聞電子版
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-- 雛形とするページ --
(no template pages)
**URLが一定しない [#vaffde7a] 同僚に「このページを見て」とメールにURLをコピペして教えても,相手はそのページを開けないことがある。相手も契約者であっても。……相手が開こうとすると,「ただいまの操作はお受けできませんでした。電子版トップから再度操作してください。」と拒否される。この通知は意味不明だが,種明かしすれば,URLがone-timeだったので開けなかったのだ(そういう場合にこの通知が出る)((クッキーではないようだ。))。各記事の下に出てくる関連記事や,関連キーワード(ワードロボ)を介して開いた記事がそうなる。(ならないこともある。条件不明。)他にもあるかもしれない。関連記事をたぐることは非常に多いだろうし,リンクは電子メディアの大きな特長である。そうして開いたページを同僚・知人に教えることができないのは,非常に不便である。 -Evernoteでは,クリップしたノートから元記事を開こうにも開けない結果となる(常に開けないのではない。)。そんなことは滅多にしない?だが,ノートの記事が,クリップ後,更新されていないかを確かめることは実はありそうだ。前述の通り,電子版(ウェブ版)の記事は随時更新される。 これはワードロボ(や関連記事)という特別な仕組みを介したからそうなっただけ?極端な例?そうであるとよいのだが,日経電子版は,記事をURLで特定することにどこまで重きを置いているか甚だ疑問だ。例えば,新着記事は「トップ > 記事」というカテゴリーでWeb刊に出てくる。URLもこのカテゴリーを反映している。同じ記事を「経済」等のジャンル分けに入ってから開くと,「トップ > ニュース > 記事」になる。URLもこの階層を反映したものになる。どこから開いたかでURLが変わる。また,「トップ > 記事」の記事の下に付いている関連記事を開くと,記事のカテゴリーは「トップ > 記事 > 関連記事」に変わる。URLもこれを反映したものになる。如何にも仮のURL(カテゴリー)という匂いを漂わせている。また,新着記事は「トップ > 主要ニュース一覧 > 記事」というカテゴリーで出てくることもある。URLもこれを反映したものになる。その記事の下に付いている関連記事を開くと,記事のカテゴリーは「トップ > 主要ニュース一覧 > 関連記事」に変わる。その記事は,いまは「主要ニュース一覧」の関連記事から開いたが,もとは「トップ > 記事」にいたのだろう。その記事の本籍がどこかではなく,いまどのような経路で呼ばれたのかによって相対的にURLが決まるのである。 -「広がる『婚活疲れ』 合コン結果出ず鬱かも…」(2010/12/20 11:00電子版。同日夕刊)の本籍は「ライフトップ > 暮らしの知恵 > 充実生活 > 記事」のようだが,「ライフトップ > 親子 > 子どもニュース > 記事 > 関連記事」で表示されることもある。 URLが一時的・使い捨てなのは論外だとしても,日経電子版のURLはこのように浮動的である。否,一時的・使い捨てURLは,実は浮動的URLの素直な発展系であり,プログラム的には自然な延長とすら言いたくなる。どちらも,プログラムが(内部の法則で)記事を生成・表示できればよいという発想では同じであり,外部から記事がどう特定されるかは二の次である。日経のシステムは,記事を記事固有のURLで特定するという発想を欠いているのである。冒頭の例,「ワードロボの記事は,他人は開けない」は,特異ではない。記事をURLで特定することに冷淡という日経電子版の発想に沿っている。しかし,記事は固有のURLを持つべきである(OpenURL)。 -実際は同僚にURLをコピペして送ろうとしても躊躇するかもしれない。URLは不気味に長いことが多いからだ((ご免なさい。当ページのURLも不気味に長いです。冒頭記載の短縮URL・直通URLをお使い下さい。))。意味不明の文字が連なっている。機械のことしか考えていない仕様だ。 -初出のURLとその後のURLが変わるものも少なくない。例えば,フィナンシャルタイムズの特約記事は初出は「トップ > 記事」だが,その後は「ビジネスリーダートップ > 海外メディア > Financial Times > 記事」になる。これはある意味では合理的だし,一つの記事が複数のカテゴリーを持つことも全然不合理ではない。だが,ここで後述することまで踏まえても最適かは争点になる。どこまで視野を広げるか次第。 記事のURLは,新聞社にとっては自社システムの延長であり,自社が自由にできるものと考えるだろう。しかし,その新聞がメディアとして社会の信頼を得れば得るほど,URLも公のものになっていく。一旦記事が発表されると,多くの人が長期にわたり,記事固有のURLで(記事固有のURLがあることを前提にそれで)その記事を引用・参照するようになる。ある人が「My日経 > ワードロボ > 記事」を見てその記事を友人に紹介した場合も,別のある人が「> ライフトップ > 暮らしの知恵 > 充実生活 > 記事」を見てその記事を友人に紹介した場合も,同一の記事なら同一のURLでないと,話が混乱する。ましてや,一時的・使い捨てのURLなどもってのほかである。同一の記事は固有・単一のURLを持つことが社会的に求められるようになる。日経電子版はURLの持つこの重みを未だ理解していない。それは日経電子版のメディアとしての地位が低いこと(期待されていない)の反映と見ることも可能である。電子版のシステムを外販する(それくらいの意欲は欲しい。)場合も不利だ。 なお,分類をしないコンテンツ管理が近年主流になりつつあり,日経電子版でURLが一定しないのもその反映と見る余地もある。しかし私は,分類を固定せよと言っているのでなく,URLを固定せよと言っている。但し,新聞が記事を1面に載せるか企業面に載せるかは,それ自体も大きな価値を持つ(価値を生む)。そこにはエディターの選択眼が反映している。それが新聞というメディアの特徴の一つだ。我々は単に断片的情報に金を払っているのではなく,エディターの選択眼にも金を払っている。電子化したらそれ(収入源の一つ)をばっさり捨ててしまうのは勿体ない。現状は,分類があるような,ないようなという中途半端な状態。URLが固定しないのも,背景には方針が定まっていないことがあると推測する。 -「町工場の技術、世界へ 『痛くない針』量産メド」が企業面ではなく朝刊1面(2010/12/30)に載ったのは,「町工場の技術、世界へ」というストーリーにエディターが惚れたからだろう。中国の台頭,デフレ,円高,就職難,悪い話ばかりである。読者も惚れるだろう。しかしフラットな電子版では「岡野工業の技術なしには作れない。」という記者の思いも埋もれがちだ。
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