NET/日経新聞電子版
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**電子版にしかない記事を探そう [#n6d2276a] 紙面にはない,電子版(ウェブ版)独自の記事も少なくない。実際はかなり多い。電子版の購読料が高いか安いかは議論があるが,紙面に載っていないコンテンツも非常に多いことは一つ覚えて置いた方がよい。ただ,「独自」にも幾つか性格の違いがあり,日経の主要購読層(部課長クラス)にとって魅力的なものもあれば,そうでないものもある。いまは日経側でも方針の整理が付いていない段階のようだ。なにしろ,「これは独自コンテンツです」という印すら現状では特にない。 -「日経電子版、有料会員10万人突破」という記事(2010/12/11朝刊)は,「今後も独自記事を拡充していく」と言う。しかし,どれが独自コンテンツなのか,公式な印はない。紙の購読者にはないプレミアムなのだから,お得感を出す演出があってもよいのでは。 日経を読み慣れていれば,すぐ独自であることに気づくコンテンツも多いが,そうではなく,何日か(あるいは1週間ほど)経ってから「あれは独自コンテンツだったのかもしれない」と気づくものもある。さらには,日経本紙に載っても全くおかしくないのだが,結果的に「紙面には載らなかった」記事(いわばボツ記事)も少なくない。%%%日経の主要購読層(部課長クラス)は,狭義の独自コンテンツよりも,「ボツ記事」に一番関心があるのではないか%%%。例えば,紙面なら企業面に載るような個別企業についての少し長め(800字前後)の記事(ロイターと同類。日経QUICKニュースとも同類だが,それとは別記事。)で,「ボツ」になったものもかなり多そうである。そうした記事は,たまたまその日,Web刊で目にするのでなければ,後日,キーワード検索や「関連記事」(電子メディアならではの記事同士の連携。後述)で拾われるまで埋もれているのだろう。しかし,そうは言っても,ボツ記事(候補)も含めてくまなく電子版に目を通すのは非効率的というか,馬鹿げている。そこは電子メディアの特性を活かした工夫の余地がある。例えば,記事同士のリンク(関連記事)の工夫([[前述>#machimachi]]。[[後述>#imoduru]]。)。《昨日の独自コンテンツ一覧》([[後述>#ichiran]])も一案。日経電子版の営業部としては,埋もれている記事にスポットを当てる企画や仕掛けが必要になる。メディアの特性を活かして読者の負担を軽減すべきだ。 -負担が重いという概念は,大きな書類の山があり,その全てを本来は見なければならない,という条件があるために生じる。しかし,誘導のうまいcuratorsがいれば,本人は自ら見たいものだけを好きなだけ見ただけなのに丁度よい塩梅になる。勿論,curatorsの誤導もあるだろうが,それはまた次のステージの課題である。 -企業面に載るような例としては,「ローランド、米で電子ピアノ生産 普及価格帯3機種」(2010/12/4 5:51電子版)は紙面には載らなかった(この種の例を発見するのは中々難しい)。ごく普通の企業記事だが(727文字),内容は割と興味深いものだった。さて,「ウェブ版には載ったが紙面には載らなかった記事」の典型は「独自記事」というより「紙面ではボツになった記事」だろう。時間の関係でたいていは先にウェブに出るから,紙面のエディターから見ればボツ記事になる。しかし,ボツにも色々なレベルがある。 --ローランドは欧米のプロには高い評価を得ているが,けいおん!で使われなかった。これは中国市場では今後かなりのダメージになるのでは?けいおん!を見た世代は,YAMAHAやKORGに強い憧れを抱くだろう。 -如何にも独自コンテンツ,の例としては「電子編集本部」の書いた記事がある。例えば,「ヤフー・グーグル提携 独禁当局、警戒緩めず」(2010/12/3 17:18電子版)や「ヤフー・グーグル提携『競争に反する』 前米FTC委員」(2010/12/12 11:09電子版)は来日した米国人へのインタビューを含む,如何にも張り切った内容だった。 -少し変わったものを紹介する。紙面の通常の部署が書いたと思われ,しかもその後,「日経電子版メールマガジン」の「今週の一押し」になったにもかかわらず,結局,紙面には載らなかったものもある。一押しは一つだけである。「『イトカワ』微粒子、公表の背中を押したNASA」という記事がそれ(2010/11/21 10:11電子版)。「科学技術部」の執筆。独自取材が入っていたようだが,たとえ1週間紙面に出るのが遅れても,鮮度が失われる内容でもなかった。朝日新聞なんて,ウェブに先に出して,数日後,紙面に出すことすらちょくちょくする。朝日の場合は,無料で広く見せたものを有料で紙面の読者に見せることになり,新聞購読者に失礼じゃないかと思うのだが……。 --後日振り返れば,これは独自コンテンツだったのかもしれない。でも,そんなそぶりはまるでなかった。いま,この部分を書いている最中に掲載された「あかつき失敗、宇宙開発後発組のジレンマ」(2010/12/12 9:38電子版。科学技術部 新井重徳)も,秘かに独自コンテンツなのかもしれない。日曜朝に,速報系の内容でもない科学技術部の記事,という全く同じパターン。それにしても,日経の宇宙ネタへの傾倒は意外なほどだ。 -紙面の地方面に載った記事は記事検索データベースには収録されていないようだ。(朝日新聞の記事データベースでは地方面の記事も網羅されている。)2010/12/31 8:11にウェブ版の「トップ > 地域ニュース > 中国 > 記事」に突如5本まとめて出てきた「瀬戸内造船サバイバル」という連載(全4回+インタビュー)は,内容の充実度からして元は紙面の地方面に載ったのではないか。形式上は連載なのに一どきに出てきたことからしてもなおさらその感がある。しかし,地方面は記事検索に載らないので,記事検索上はこの日の電子版が初出であること以上は分からない。 --「大阪・道修町 くすりの記憶」(2011/1/2 14:09)も元は大阪版ではないか。 逆に,紙面(と「朝刊・夕刊」)には載ったがウェブ版には載らなかった記事はどれくらいあるのだろうか(小説など「朝刊・夕刊」にも載らなかったものは除く。版権絡みでウェブ版には出てこない記事もあり(後述),それも除外してよいだろう。)。待て待て,ウェブ版に出なくても,基本的に全て「朝刊・夕刊」には出ているのだから,このような問いはそれほど意味はなさそうにも思える。しかし,そうとも言えない面もあるのだ。 &aname(ichiran);まず,「朝刊・夕刊」には出ないウェブ版独自の記事も少なくないので「朝刊・夕刊」だけを見ていれば足りるわけではない。他方,「朝刊・夕刊」の記事の多くはウェブ版にも出てくるので,ウェブ版を随時見て,その上「朝刊・夕刊」も見ると実際にはかなりの部分は重複作業になる。こうした中,「朝刊・夕刊」にしか出ない記事がどれくらいの割合かという数字は,読者の行動に影響を与えるだろう。例えば,8割は出るのなら,「朝刊・夕刊」に目を通す優先度を下げるかもしない。これは各人の選択である。8割は出るのなら,逆に出なかった記事一覧,即ち《「朝刊・夕刊」には載ったがウェブ版には出なかった記事の一覧》が翌日「My日経」に出ると便利だろう。さらには,《紙面の記事がその後,電子版で補充されたもの》一覧,なども便利だろう。さらに言えば,《今日の「独自」コンテンツ一覧》ないし《昨日の「独自」コンテンツ一覧》も便利だ。ちなみに,日経電子版が始まる前の「日経ネット」の時代は,全記事の3割程度しかウェブに載せていなかったそうである(朝日新聞web2010年2月24日23時30分)。
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