血糖値 Edit

  • インスリンはブドウ糖(グルコース)に反応して分泌される。食品中の主なブドウ糖の源はデンプンと穀物、そして糖類だ。精製された穀物やデンプンを豊富に含む食事では、そうでない食事よりもインスリン濃度がすぐに上がりやすい。
  • インスリンが分泌されると脂肪の蓄積が始まる。(インスリンは血糖値を下げるが,その結果,使いきれなかった糖は脂肪に変わる。)その結果,太る。
  • カロリーではなく,食後高血糖が肥満をもたらす。
  • Cf. 日経サイエンス2013年12月号

癌検診・過剰診断への批判 Edit

  • Q:過剰診断はなぜ問題?
  • A:がん検診の目的はがんによる死亡数を減らすことであり,がんを早期に発見すること自体ではない。どんながんでも放置すれば進行して命を脅かすというのは誤解。見つかっても大きくならない、あるいは自然に消滅するがんもある。例えば,米国の,交通事故で亡くなった人を解剖して調べたデータでは、60代の全員に甲状腺がんが見つかっている。甲状腺がんで亡くなる人も確かにいるが、多くの場合、命に関わっていない。中川恵一(東京大学病院准教授)氏の新聞記事(2014/12/7付日本経済新聞 朝刊)による。(それにもかかわらず,甲状腺がん検診が広まった韓国では甲状腺がんと診断されたほぼ全員が手術を受けているようだ。)

筋肉痛にまつわる「定説」 ホント? Edit

2010/11/28付日本経済新聞 朝刊

 筋肉痛にまつわるもっともらしい「定説」がいくつかある。どれほど正しいのだろうか。
 まずは「筋肉痛は乳酸が原因」という説。実はかつて考えられていたメカニズムで、今はほぼ否定されている。運動によって筋肉内に乳酸はたまるが、これは疲労関連物質。文中の階段の実験だと、上りで感じる足の重さなどに関連すると考えられている。
 年をとると筋肉痛が遅れてくるという説も科学的な裏付けはない。
 ただ、痛みを定量的に測って比較するのは難しい。高齢になると体の中のさまざまな反応が鈍くなるのは確かで、炎症や筋肉修復が遅くなっても不思議ではない。「多くの人が感じる現象なので全くのうそではないのでは」(宮崎教授)という意見もある。
 筋肉痛を伴わないトレーニングは効果がないという考え方も正しくない。筋肉痛後、細かった筋肉がより太く再生するので一つの目印にはなるが、筋肉痛が起きにくいトレーニングもある。
 最近の研究で筋肉の細かな損傷や炎症反応を伴わない筋肉痛もあることが分かってきた。筋肉痛が一つだけのメカニズムで起きていない可能性がある。

疲労の原因は乳酸? 単独犯ではなく複数要因説有力 Edit

2011/7/22付日本経済新聞 朝刊

 長い間、疲労を起こす犯人は乳酸だといわれてきた。強度の高い運動をしてグリコーゲンを代謝すると乳酸が生成される。すると筋肉が酸性に傾き、筋の機能が落ちるというのだ。
 しかし、最近では、疲労の原因は複数あり、それらが複合的に関係し合って疲労を引き起こしており、乳酸の単独犯行ではないといわれている。疲労要因は、リン酸の蓄積、筋からのカリウムの漏出、筋グリコーゲンの低下、活性酸素の蓄積、体温の上昇と多岐にわたる。
 ちなみに、乳酸はグリコーゲンが燃えた結果の代謝産物という認識に変わってきている。運動によって再利用され、エネルギーを生み出す善玉にもなる。


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Last-modified: 2016-01-31 (日) 16:19:16 (599d)