A politics lecturer at a British university told me recently that he had been asked by university authorities if he could remove a poster of the Tiananmen Square “tank man” from his office wall because it might be offensive to Chinese students. He refused. But the very fact that the request was made was telling. at Gideon Rachman OCTOBER 14 2019, FT
英国の大学で教えるある政治学者はこのほどこんな話を筆者に明かしてくれた。天安門事件で戦車の前に一人立ちはだかる若者のポスターを自分の研究室に貼っているが、中国人留学生が不快に思うかもしれないので外すよう大学側から要請されたというのだ。彼は拒否したが、こんな要請があったこと自体、いかに事態が悪化しているかを物語っている。 at 2019/10/17 23:00日本経済新聞 電子版
例えば、小説やマンガなどの原作があるドラマで「何で主役は俳優Cなんだ? Dのほうが原作に合っているのに!」という声、聞いたことはありませんか?
テレビ番組の制作現場の裏側を明かしますと、実はほとんどのケースで、当のスタッフたちだってDさんのほうが合っているなんてわかっています。
では、何でCさんだったのか? それは、Dさんに断られたから。当事者にとっては、すでに通過した議論だったのです。
こういう事例は、コンテンツが成立する過程が想像できていないことと、その事実に無自覚なことから生じていると思います。